脳卒中看護ポケットナビ
 

「脳卒中看護ポケットナビ」に誤りがございました.
謹んでお詫び申し上げますとともに,下記のように訂正いたします.

■第1,2刷をお持ちの方(※第3刷以降の正誤表もご参照ください)
p.141 上から7行目

誤:髄液液面の拍動の有無:呼吸に従って

正:髄液液面の拍動の有無:心拍に従って


p.247 Barthel Indexの『着替え』項目
誤:
着替え 10 自立.靴・ジッパー・装具の着脱を含む
0 上記以外
正:
着替え 10 自立.靴・ジッパー・装具の着脱を含む
5 部分介助.半分程度は可能
0 上記以外

(5点項目の欠落修正)


p.252 図1 最良の運動反応(M)

誤:3:上肢伸展 2:上肢屈曲

正:3:上肢屈曲 2:上肢伸展




■第3刷をお持ちの方

・以下の箇所で情報をアップデートいたしましたのでご確認ください.

p.113 表3 「アルテプラーゼ(rt-PA)」の「開始」

変更前:発症3時間以内

変更後:発症4.5時間以内


p.113 以下の「MEMO」追加
MEMO 新規抗凝固薬の登場
2011年より,トロンビンおよびXa因子などの直接阻害薬である新規抗凝固薬が使えるようになった.いずれもワーファリンに比べて心原性脳塞栓の予防効果は高く,出血は少なかった.腎障害患者では投与にあたって注意が必要.

p.114 本文(概念)上3行目,(来院前)上2行目
変更前:発症後3時間以内
変更後:発症後4.5時間以内

p.115 下記PDF〔rt-PA(アルテプラーゼ)静脈療法適正治療指針.第二版〕に差し替え
差し替えPDF

p.125 以下の「MEMO」追加
MEMO 血管内機械的血栓除去術
近年MerciやPenumbraといった血管内治療器具の進歩によりtPAでは溶かすことが困難であった血栓(内頸動脈の血栓やT2*画像で黒い血栓など)を効果的に除去することが技術的に可能となった.8時間以内に血栓が回収されれば,症例の中には劇的に症状が改善するものも出てきた.ただし現状では,機械的血栓除去がtPA単独療法に比較して予後を改善したとするエビデンスはない.したがって,tPAの適応症例に血管内治療を優先して行うことは推奨されていない.